唐突に質問ですみません。。。
実は近々、シンガポールで環境問題に関連した議論のファシリテーターとコメンテーターをやることになっていて、事前に勉強してたのです。新しいことを知るのって楽しいですね!
それで思いついた質問の1つです。
シンガポール と日本、電気自動車に乗るならどちらの国の方が環境に優しいでしょう?
電気自動車の車種はシンガポール で乗るのも日本で乗るのもいずれも同じとします。
乗る距離とか、時間とかも同じです。乗るときの天候とかも同じです。
赤道直下にあるシンガポール の方が引力の関係で車が数キロ軽いかもですが、それは無視です。
えぇ、よくわかんないよー。
と思われたかもしれませんね。ヒントを出します。
電気自動車って充電して走ると思うのですが、
その充電するときの電気ってどう作られているのでしょう?シンガポール と日本、違いがあるのでしょうか?
ちちち。。。
はい、タイムアーーーップ!!
そうなんです、電気の作られ方に違いがあるんですねー。
シンガポール は2018年時点の調査では95%の電気は液化天然ガス(LNG)で作られているんです。残りは再生エネルギーだったり、石炭だったり。石炭はほんのちょっとですね。この割合のこと、エネルギーミックスとかフュエルミックスっていいます。
対して日本は2017年時点の調査では40%がLNG、30%が石炭、残りが再生エネルギーとか他の火力とか原子力とかバイオマスとかです。
つまりどちらの国もメインは火力発電なわけですが、LNGの方が燃やしたときにCO2排出が石炭燃やしたときの半分でしかも再生エネルギー系の発電系統と相性がいいようです。
ということで、シンガポール で電気自動車に乗った方が日本で乗るよりもエコフレンドリー、というのが正解でした!!
なので、その国その国によってエネルギーミックス違うので、一概に全部車を電気自動車にしたら環境にいいというわけでもないのです。何でその電気自動車の電気を発電してるかですね。